Lawrence's Newsletter
テックチルラジオ | テクノロジーで世界を変える人たちの物語
なぜジョブズはティム・クックを後継者に選んだのか|Apple / ティム・クック前編
0:00
-33:19

なぜジョブズはティム・クックを後継者に選んだのか|Apple / ティム・クック前編

ジョブズの“次”に必要だったのは、発明ではなく「会社を生かす力」だった。舞台裏の男が、Appleの“呼吸”を整えていく。

プレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PL0B4zl1BdYzEl4a2y6cIvhi48T3T064vW

Subscribe to YouTube

天才の後継者は、天才である必要があるのか。スティーブ・ジョブズの後にAppleを任されたのは、“アラバマ出身のオペレーション担当”でした。

今回の前編は、ティム・クックが「ジョブズの相棒」になるまでの物語です。
南部で形作られた価値観、IBMで叩き込まれたシステム思考、倒産寸前のAppleへ飛び込む意思決定。そして在庫と供給の設計で、Appleの“会社としての呼吸”を整えていく。派手な発明ではない。でも巨大企業が勝ち続けるには、こういう勝ち方が必要だった——という回です。


【目次】
00:00 オープニング
02:23 幼少期、人種差別現場の衝撃
06:12 生産工学専攻、IBM入社
10:48 キャリアの転機
12:49 当時のAppleは在庫管理が課題
14:29 クックとジョブズの出会い
15:53 クックの最初の役割
20:13 ジョブズとのコンビネーションが抜群
23:04 競合他社を牽制した戦略
23:56 Appleが最強になる
25:55 ジョブズ休職中に暫定CEOに
26:55 ジョブズからの電話「今すぐ来い」
30:28 今回の学び
32:05 次回予告


エピソード概要

この回で描くのは、「天才の後に、会社を生かす才能が立ち上がる」プロセスです。

ティム・クックは、ジョブズのようなカリスマでも、プロダクトの天才でもない。むしろ、派手な物語になりにくい“舞台裏の人間”です。
しかし、Appleのような巨大企業が勝ち続けるには、発明だけでは足りない。製品を「作れる」「届けられる」「外しても死なない」状態にして初めて、次の賭けが打てる。

前編は、クックの価値観の源流(南部で見たねじれ)、IBMで鍛えられた現場と数字への執着、そして倒産寸前のAppleへ行く意思決定を通じて、「なぜこの人物がジョブズの右腕になれたのか」を積み上げます。
ハイライトは、在庫改革です。30日分あった在庫を6日に落とし、企業の反射神経を改善する。これは“モノを減らした話”ではなく、意思決定の速度とキャッシュの自由度を取り戻した話として位置づけられます。

そして終盤、継承の瞬間が来る。2011年8月11日、ジョブズからの電話。「今だ」。
舞台裏の男が、舞台の中央へ引きずり出される。その瞬間までを描いて前編は終わります。

今回の学び

  • カリスマの後継に必要なのは、カリスマの模倣ではない

  • オペレーションは裏方ではなく、企業の生存確率を左右する“経営そのもの”

  • “見えない勝ち方”を積み上げられる人間が、巨大企業を救うことがある

  • 価値観は綺麗事ではなく、危機で支払うための優先順位表

次回予告

後編では、ジョブズの死後にクックが直面した「試練」を追います。
Apple Mapsの失敗、サプライヤー責任、そしてプライバシーを巡る政府との対立。
価値観は、企業の戦略になれるのか——そのテストの連続です。

プレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PL0B4zl1BdYzEl4a2y6cIvhi48T3T064vW

Subscribe to YouTube

Discussion about this episode

User's avatar

Ready for more?