先週、GPT-5がリリースされましたが、ユーザーからの反応は玉石混交でした。
Redditで開かれたAMAにて、性能の不具合やGPT-4oの復活について語ったサム・アルトマン氏。今週の重要なニュースについて、皆さんと深堀りしていきます。
サマリー
1. Airbnb CEO、AIエージェントは「新しいGoogle」ではないと発言
Airbnbのブライアン・チェスキーCEOは、AIチャットボットが直ちにGoogleを代替するものではないとの見解を示しました。理由としてAIモデルの非独占性を挙げています。同社はAI顧客サービスを導入し、人間への問い合わせを15%削減するなど、特定のビジネス課題解決での有効性を強調。来年には多言語対応や予約機能を持つパーソナライズされたエージェントを導入し、検索機能にもAIを統合する予定です。
ソース: https://techcrunch.com/2025/08/07/ai-agents-arent-the-new-google-says-airbnb-ceo/
2. Vercel CEO、AIによる「ジェネレーティブ・ウェブ」の構築を語る
Vercelのギレルモ・ラウフCEOは、AIがウェブ開発を変革し、ユーザー毎にアプリがオンデマンドで生成される「生成型ウェブ」の時代が来ると予測しています。同社のテキストからアプリを生成するツール「V0」はデザイナーやマーケターにも広まっており、驚くべきことにChatGPTがVercelの主要な顧客獲得チャネルになっていると明かしました。
ソース:
3. 元Google社員のAIスタートアップ、ワンクリックで動画生成
元Google社員が設立したOpenArtが、テキストや歌から1分間の動画を生成する「ワンクリックストーリー」機能をリリース。50以上のAIモデルを統合し、キャラクターの一貫性を保てるのが強みです。一方で、ピカチュウなどの著作権キャラクターを生成できる可能性があり、知的財産権侵害のリスクが指摘されています。
4. Google DeepMind、ワールドモデルの新たなフロンティア「Genie 3」を発表
Google DeepMindは、テキストプロンプトから多様でインタラクティブな仮想世界をリアルタイム(720p/24fps)で生成できる汎用ワールドモデル「Genie 3」を発表しました。物理法則や生態系もシミュレート可能で、AIエージェントの訓練環境を飛躍的に向上させ、AGI(汎用人工知能)への重要な一歩と位置づけられています。
5. OpenAI、ChatGPTの成功の裏側とGPT-5の進化を語る
OpenAIのChatGPT責任者ニック・ターリー氏は、ChatGPTがハッカソンプロジェクトから週7億人以上が利用する製品に成長した経緯を語りました。最新モデルGPT-5は特にコーディングで飛躍的進歩を遂げ、無料で提供。長期的にはユーザーの目標を理解し行動する「スーパーアシスタント」を目指すとしています。
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6. サム・アルトマン氏、GPT-5の不具合やGPT-4oの復帰について言及
OpenAIのサム・アルトマンCEOは、RedditのAMA(Ask Me Anything)セッションで、GPT-5の性能が不安定だった問題について、モデルを振り分けるルーターが原因だったと説明し修正を約束。また、Plus加入者向けにGPT-4oの利用を再検討し、プロンプト上限を倍増させる意向を示しました。
7. DeNA、全社的な「AI活用スキル標準」を導入
DeNAは2025年8月6日、全社員のAI活用スキルを評価・育成するための新基準「DeNA AI Readiness Score (DARS)」の導入を発表しました。この基準は「個人」と「組織」の両レベルでAI活用度を5段階で評価し、「AIネイティブ」な組織作りを目指します。2025年度末までに全組織でレベル2の達成を目標としています。
ソース: https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2508/06/news099.html#l_ts1648348_202508062_3_w490.jpg
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