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Joe Takayamaさんの投資哲学とその秘訣 「クリプトにはまだまだ成長余地があり、エッジは誰しもに開かれている」

Web3の必要性を再考する - #152

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Lawrence
Sep 01, 2024
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Joe Takayamaさんの投資哲学とその秘訣 「クリプトにはまだまだ成長余地があり、エッジは誰しもに開かれている」
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Web3の最前線で活躍されている投資家やプロフェッショナルに、Lawrenceがインタビューを行う企画を行っています。

今回のゲストは、Joe Takayamaさんです。

これまでの経歴、クリプトに興味を持ったきっかけ、どのようにしてプロジェクトにエンジェル投資として参加するようになったのか、これからのクリプト市場の動向など、インサイトに溢れるお話を伺いました。

最前線で活躍するプロフェッショナルの思考を覗いてみましょう。

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Interview

Lawrence: 今日はお時間をいただきありがとうございます。まず、Joeさんの自己紹介とこれまでのご経歴についてお伺いできますか?

Joe: はい、ありがとうございます。今は主にYouTubeでクリプト関連の情報発信をしています。それに加えて、特定のプロジェクトに対するエンジェル投資も行っています。

これまでは金融機関で10年ほど、ヘッジファンドのトレーダーや不動産アナリストとして働いてきました。そこから数年経って、クリプトの世界に入り、今のような活動を続けています。

Lawrence: クリプトに興味を持たれたのはいつ頃だったのでしょうか?

Joe: 2015年ですね。友人から「イーサリアムっていう、すごい金融を変える革命的な面白いものがあるんだよ」と教えてもらい、興味を持ち始めました。

当時は少し調べてみたものの、実際にどうやって買うのか分からず、面倒に感じて投資には踏み切りませんでした。でも、それが最初のきっかけですね。

Lawrence: 実際にクリプトを購入し始めたのはいつ頃ですか?

Joe: 実際に購入し始めたのは2017年です。その頃、クリプト好きな友人たちが周りにいて、特にカルダノに注目していました。彼らとの出会いを通じて、ドイツの税制や取引所の状況を詳しく調べ始めました。

ドイツでは1年以上保有すれば税金がかからないことを知り、「それなら長期で持ってみよう」と思ってバイナンスで口座を開設し、まずはXRPを買いました。しかし、すぐに暴落してしまい、「これどうしよう」と焦ったのが初めての体験です。

Lawrence: 最初から大変な経験だったんですね。その後もいろいろと投資を続けてこられたんですね?

Joe: はい、その後もいろいろな銘柄に興味を持ち始めて、投資を続けました。正直、最初はあまり深く考えずに放置していたんですが、次のバブルのタイミングで価格が戻ってきて、「あれ?」と驚きました。

その時にまた改めてクリプトへの興味が再燃し、2020年にコロナ禍が始まった時期にYouTubeでVlogを始めたんです。

Lawrence: Vlogでの情報発信を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

Joe: コロナが流行し始めた頃に、テキサスで中国大使館が書類を燃やす事件がありました。そのニュースについて「株式市場にどう影響するのか」を話した動画が予想以上に反響を呼び、「こんなことに興味があるんだ」と思いました。

それをきっかけに、「クリプトでも同じような情報発信をしてみたらどうか」と友人に勧められ、クリプトの情報発信を本格的に始めることになりました。特にDeFi Summerが始まった頃、PancakeSwapの流行に合わせて2021年から本格的に発信をスタートしました。

Lawrence: 情報発信をしながら、エンジェル投資もされているとのことですが、どのようにしてその機会を得たのですか?

Joe: 最初はYouTubeを通じていろいろなプロジェクトから「紹介してほしい」といった依頼がたくさん来ましたが、正直なところ、それにはあまり興味がありませんでした。

でもある時、あるプロジェクトから「投資しませんか?」というオファーが来て、もともと投資に興味があったので試しに参加してみたんです。その最初の投資が成功し、そこからさらに別のオポチュニティが増えていきました。

Lawrence: 初めてのエンジェル投資について、具体的に教えていただけますか?

Joe: 最初の投資は、あるGamefiプロジェクトでした。それが非常にうまくいき、その後には国内でも有名なGamefiにも投資しました。この経験から、自分がプロジェクトをサポートしながら投資するモデルが有効であることが分かり、さらに積極的に投資機会を探すようになりました。

Lawrence: なるほど、そういう形で機会を得たわけですね。自分から取りに行くスタンスに変わったということですね。

Joe: そうです、最初は受け身だったのが、成功体験を通じて積極的に投資機会を探すようになりました。例えば、Token2049やSolanaのハッカソンイベントに参加して、VCの方々と出会い、その後も彼らと一緒にプロジェクトを支援しながら投資する形で機会を広げていきました。

Lawrence: 今後の市場や注力したい分野について、どのように考えていますか?

Joe: 今のクリプト市場は回復傾向にありますが、短期的な利益を狙うプロジェクトが多く見受けられます。

だからこそ、ファウンダーがどのような意図を持ってプロジェクトを進めているのか、そしてそれが長期的に持続可能なものかどうかを見極めることが重要だと感じています。特にしっかりとしたビジョンを持ち、長期的に成長できる見込みのあるプロジェクトに注目しています。

Lawrence: プロジェクトを長期的に支援することは大きな意味がありますね。その点で何か計画がありますか?

Joe: はい、日本市場に関心を持っているプロジェクトと密接に連携して、日本のエコシステムを強化することを目指しています。

日本市場はまだ成長の余地があり、多くの海外プロジェクトが日本に進出したいと考えています。そのためには、私自身のネットワークを活用して、双方にとって有益な関係を築けるように取り組んでいきたいと思います。

Lawrence: 最後に、読者へのメッセージがあればお願いします。

Joe: クリプトの世界にはリスクも確かにあります。ハッキングや価格の変動など、注意すべき点は多いです。しかし、それ以上に大きなチャンスが広がっています。クリプトに投資することは、今後の技術革新や新しい経済圏の形成に参加することでもあります。

努力と知識次第で、誰にでも大きなエッジを得ることができます。新しい技術やトレンドに敏感で、学ぶ意欲があれば、今からでも十分間に合います。

ビットコインが高騰して「もう遅いかな」と思う方もいるかもしれませんが、5年前も同じことを言っていた人たちがいます。クリプトにはまだまだ成長の余地が大いにありますし、ビットコイン以外にも多くのチャンスがあります。ですので、興味を持っている方はぜひこの世界に飛び込んで、新しいことを一緒に成し遂げましょう。

Lawrence: 本当にその通りですね。今日は貴重なお話をありがとうございました。また何かありましたら、ぜひお知らせください。

Joe: こちらこそ、ありがとうございました。

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Deep Dive

Web3って本当に必要なのか?を改めて考える

Web3という言葉を耳にする機会が増えて久しいですが、その実態や本質についてはまだ議論が分かれています。

そんな中、WebXのイベントで行われたひろゆきさんとbitFlyerの加納さん、Startale Labの渡辺さんのディスカッションは、「Web3って本当に必要なのか?」という根本的な問いを投げかけ、多くの人々の関心を集めました。

https://coinpost.jp/?p=555169

参照:世の中に「Web3」は本当に必要?ひろゆきと加納裕三&渡辺創太が徹底討論|WebX2024

これをきっかけに、Web3が社会にとって本当に必要不可欠な技術なのか、それとも単なる一時的な流行に過ぎないのかを改めて考察することに価値があると感じました。

そこで、Web3の可能性を見極めるために、その流行のきっかけとなったクリス・ディクソンの著書『Read Write Own』を再評価してみましょう。


Web3の必要性を再考する

ひろゆき氏は、Web3の技術が産業全体にどれほどのインパクトを与えるのかについて懐疑的な見方を示しました。「なぜ2024年の今でもWeb3関連技術が広く使われていないのか?もしその技術が本当に必要ならば、すでに市場に浸透しているはずではないか?」という疑問は、多くの人が感じている疑念を代弁しているでしょう。

これに対し、加納氏や渡辺氏は「技術スタックは整っているが、キラーアプリやUI/UXの問題が残っている」と述べ、技術の成熟と実際の使用との間にギャップがあることを指摘しました。

しかし、ひろゆき氏は「キラーアプリが生まれていないのは、その技術が実際には必要とされていないからではないか」とさらに追及しました。


Read Write Ownの視点から見るWeb3の未来

『Read Write Own』は、インターネットの進化を「読む(Read)」、「書く(Write)」、「所有する(Own)」の3つのフェーズに分けて解説しています。Web1は情報の閲覧(Read)のみが可能だった時代、Web2はユーザーがコンテンツを生成し共有する時代(Write)、そしてWeb3はブロックチェーン技術を活用し、ユーザーがデータやデジタル資産を「所有(Own)」できる時代です。この変遷は、インターネット上でのユーザーの権利と参加方法を根本的に変えつつあります。

ディクソンの主張は、Web3の核心には「ユーザーのエンパワーメント」があるとしています。これにより、ユーザーがデジタル資産を直接所有し、管理することで、中央集権的な企業の支配から解放されるという新しいビジョンが提示されています。

しかし、現状ではWeb3技術は革新的である一方で、多くのユーザーにとってその利便性や必要性がまだ明確でないという側面もあります。


技術とユーザーのニーズのギャップ

Web3が本当に必要とされるためには、技術とユーザーのニーズのギャップを埋める必要があります。

例えば、インターネットの初期には、メールやメディアの低コスト実現といった、インターネットでしかできないことが明確に存在しました。しかし、Web3にはそのような「キラーアプリ」がまだ登場していません。

加納氏が述べたように、インターネットの黎明期においても、X(旧ツイッター)のようなキラーアプリが後発で生まれたことから、Web3のブレイクスルーも今後の試行錯誤の中から生まれる可能性があります。


社会的背景と将来の可能性

Web3が将来的に広く受け入れられるためには、いくつかの社会的背景や問題が解決される必要があります。

例えば、データプライバシーの侵害や大手テック企業の独占が続けば、ユーザーは自分のデータをより安全に管理できる分散型プラットフォームに関心を持つようになるでしょう。

また、新しい経済モデルも重要な要素です。日本では、ポイ活を通じて収入を増やしたいというユーザーが多く存在します。

ブロックチェーンのステーキングやDePINなどの技術は、単なる報酬提供だけでなく、ネットワークの安全性向上や高精度の情報提供といった付加価値を提供することで、ユーザーにとっての魅力を高めることができます。


結論

ひろゆき氏の疑問、「なぜ2024年の今でもWeb3関連技術が広く使われていないのか?もしその技術が本当に必要ならば、すでに市場に浸透しているはずではないか?」に僕が答えるならば、

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